2024/9/4

12.マイ三線

 8月は、お盆休みの週に加え、お子さんやお孫さんの帰省や夏休みもあってサークルに来れないメンバーも多かったですね。(月末には台風接近で急遽お休みもありましたし・・)
 とはいえ、各々のメンバーにおかれてはシッカリと練習をされている様子が伺え嬉しい限りですし、加えて「マイ三線を買っちゃった~!」ってメンバーも増えてきました。
 やはり、初めて自分専用の三線を手にしたときの喜びは、子供の頃に戻ったようなワクワク感でいっぱいになりますね。
 私も初めて三線を買ったときには何が何やら分からないまま「もし続けられなかったら玄関の飾りにでも・・」ってな具合でしたが、かれこれ15年も続く趣味になっています。
 当サークルで三線の販売や個別のお店との取次ぎは行っていませんが、買い方や購入時の考え方などはアドバイスをしております。
 まず、購入するかどうかで悩んでいるメンバーさんには「マイ三線」を持つことをお勧めしています。サークルに来た時だけ三線にさわって上達するのはかなり難しく、やはり自宅等であれこれ悩みながら練習したりYouTube動画等を観ながら研究したりする人は格段に上達も早いです。
 また、初めて買う三線はネットオークションなどで中古品を買うよりも安価でも新品を購入することをお勧めしています。(安価といっても3~5万円はしますけど)
 人によっては「上達したらどうせ買い替えるのだから、初めから黒檀棹などの上等な三線を買った方が良い」と言われる方もいますが、やはり初心者の頃は音が出る喜び、三線に合わせて歌える喜びを思いっきり体感することの方が大切だと思います。
 三線の皮については「本皮1枚張りの三線はやめた方が良い」と言っています。やはり、九州(長崎)という土地で皮の張替えなどの三線のメンテナンスは非常に厳しいものがあるからです。
 「人工皮」と「二重強化張り」については、本人の気持ちの問題ですからどちらでも良いと答えています。
 ひと昔前は、「人工皮はカンカンと甲高い音がする」とか「二重張りは人工皮の上に本皮を張るのだから音が悪い」などという意見もあったようですが、最近は人工皮だけでも4~5ランクも種類がありますし、音を聞いただけで「これは本皮1枚張りですね」と間違えずに言える人はほとんどいないはずです。
 私は、弦やカラクイの交換や調整など簡単なメンテナンスは出来ますので、どうぞ安心してマイ三線をさわってあげてください。